#013 Everything is gonna be all right
- 千秋 別宮
- 2025年9月29日
- 読了時間: 7分
あなたとなら どんな困難なことも
一緒に乗り越えていけると思った
小さい頃から いつかウェディングドレスを身に纏い
結婚式を挙げることが夢だったと語る新婦
パーティのイメージが膨らんでいくと共に
時間や空間に制限のない場所と
それを叶えるウェディングチームを求めて
私たちと出会ったのが始まりでした
様々な人生経験を重ねていく中で
人との関わりに対し 臆病になったことがあると
教えてくれたおふたり
出会った当初は新郎からの
まっすぐなアプローチを
素直に受け取ることが難しかったそう
少しずつ距離を縮める中で
徐々に一緒にいることが自然に思え
住む環境を変える決心をしたこと
そんな背景を聞きながら
私の頭に浮かんだ言葉が
〝Everything is gonna be alright〟
おふたりの人生の歩み方に勇気を貰えました

Arman Terrace Okinawa
おふたりが結婚式のステージとして選んだのは
読谷村に位置するアーマンテラス
〜心癒される贅沢な空間〜
をコンセプトとしたプライベートビーチ
沖縄の美しい海と砂浜がいっぱいに広がる
最高のロケーションでした
Total Coordinate
好きな色 好きな花 好きなドレスのデザイン
好きなキャラクター 好きな音楽
これらのたくさんのイメージをもとに
紙で作ることにこだわった招待状を始めとし
ウェディングケーキや装花を
時には時間をかけて厳選したり
複数の候補の良いところを掛け合わせた
唯一無二を創造したりと
アイディアを凝らして準備を進めていきました
また準備期間中 ゲストからも結婚式が
待ち遠しいというお声の中
嬉しい提案がありました
新婦のお母様が
挙式会場の椅子に飾るオーナメントを
海辺での結婚式に合わせて貝殻とチュールを使い
1つ1つ手作りでご用意
それぞれのご妹弟様からは
挙式・パーティ中の生演奏や
セカンドミート時のフェイクの花嫁役のご提案
沖縄での結婚式に想いを馳せて当日を迎えます
The Beautiful Day Ever
数日前の台風接近情報が嘘のように
穏やかな太陽がおふたりを照らします
ホテル内でお支度 ファーストミートの後は
ロケーション撮影へと出発です
ビーチウェディングと対比して
撮影はグリーンが多い場所をチョイス
わたしたちは挙式会場のセットアップを終え
おふたりとご家族様を迎え入れ
ご両親との対面のお時間を設けます
後ろからの声かけに振り向き おふたりの姿を見ては
嬉しさが込み上げた様子のご両親様と
高揚している中でも安心したような表情の
おふたりのお姿がとても印象に残っています
挙式の開式は新婦妹様とパートナーの
キーボードとカホンの生演奏が知らせます
その直前 新婦とお母様だけの空間で
ベールダウンを行なってもらいました
「どうか いかなる災いからもこの子を遠ざけて
新郎の元まで安全に辿りつけますように」
という花嫁を送り出す母親からの慈悲深い愛情が
結婚式という長い歴史の中で
ベールダウンに込められています
息を呑むような美しい時間の中で
おふたりの目には自然と涙が浮かびます
アーマンテラスのロングビーチを
堂々と 笑顔で歩く新郎と
「本当に綺麗だよ」と何度も呟きながら
生まれてからの今日までの日のことを
ふたりで思い返しながら1歩ずつ
歩みを進める新婦とお父様
お父様から新郎へのお引き渡しのシーンでは
「娘をよろしくお願いします」
「娘さんのことはお任せください」
そんな思いと共に固い握手が交わされました
挙式の立ち位置に着いたおふたりから
親御様にこれまでの感謝を手紙に込めて送りました
「今日まで育ててくれてありがとう」
「愛してくれてありがとう」
「どんな時も味方でいてくれてありがとう」
素直なありがとうの気持ちが詰まったお手紙に
親御様も お立ち合いのゲストも
胸がいっぱいになる時間でした
生演奏に包まれ柔らかな花びらが祝福の雨となって
舞い降りるフラワーシャワーを浴びながら
ゲストの花道の中ゆっくりと退場されました
挙式の凜とした空気が次第にやわらぎ
まるで日常の延長に戻るかのように
自然な笑顔でゲストの元へと歩み寄るおふたり
そこで交わされるのはかけがえのない言葉たち
「沖縄まで来てくれてありがとう」
「呼んでくれてありがとう」「会えて嬉しいよ」
「綺麗だね」「かっこいいよ」「素敵な場所だね」
その日初めて晴れ姿を目にしたゲストから
お祝いと共に紡がれる普段通りの会話
沖縄の陽光がきらめく午後
幻想的な時間は
まるで永遠のようにゆっくりと流れていきます
やがてアーマンテラスの開放的な空間へと
皆様をお迎えし
新郎の力強い掛け声でグラスが高らかに掲げられ
それと同時に妹様カップルの演奏が響き渡ります
その音色と共に会場は一気に熱を帯び
喜びと祝福に包まれた華やかな宴が始まります

沖縄の食材をふんだんに使用した
お食事に舌鼓を打っている中
おふたりの元に届けられたのは
デザインを1からカスタマイズした
オーダーメイドのウェディングケーキ
幸せのケーキセレモニーの時間がやってきました
ゲストの視線が一斉に注がれ
おふたりのナイフがそっと入れられる瞬間
歓声と拍手が重なり合い
全ての人の心を幸福感で満たされていきます
ファーストバイトの時間が訪れ
ケーキを前に向かい合うおふたり
そっと一口を分かち合うその姿に
会場は笑顔と拍手に包まれました
ただの演出ではなく
〝互いを想い合い支え合う未来を象徴する〟
かのようにそのひと口には
深い愛情と誓いが込められていました
続いて行われたのはサンクスバイト
大切なご家族やご友人に感謝を伝える瞬間
おふたりから届けられるケーキは
言葉以上の思いを宿し
受け取った人々の心を静かに温めていきます




やがて新婦は大親友と中座へ
新郎も弟様と共に歩みを進め
最後はお尻ダンスという
おふたりらしいユーモアを添えて
会場に微笑みを広げていきました
カクテルドレス姿も 当日初めて新郎に
お披露目したいというリクエストを叶えるべく
おふたり別の部屋で再入場のお支度を進めます
ここで1つ
新郎へのサプライズも進行していきます
新婦のお支度部屋に
もうひとりの“ 花嫁 ”が現れます
白く輝くドレスに 透き通るようなベール
それはまさかの――
〝新郎の弟様〟フェイク花嫁の登場です
新郎とフェイク花嫁が向かい合う瞬間
緊張で硬かった表情は次の瞬間
驚きと笑いに変わります
まるで時間が一瞬止まったかのような
予想を超えたリアクション
弟様は誇らしげに微笑み
新婦とお姉様も成功の喜びでにっこにこ
再入場前の最高の「ドッキリ大成功」です
Dance like nobody's watching.
Sing like nobody's listening.
日が沈みストリングライトの光が会場を照らす中
お色直しとセカンドミートを終えたふたりが
再びゲストのもとへと歩みを進めます
生演奏の音色に乗せて 美しく揃ったお辞儀
新婦の瞳はまっすぐ
そして迷わずお父様へと向かいます
ここでも 温かくも心躍るサプライズ
新婦は少し照れくさそうに父とのラストダンスへ
「おめでとう」「ありがとう」
がおふたりにだけ届く声で交わされます
やがて新郎がそっと近づいては
3人は自然と抱き合い
まるで映画のクライマックスのような一幕に
そしてそのままファーストダンスへと移り
呼吸を合わせたふたりの動きは
とても美しく会場全員の視線を奪います
曲の終わりとともにサングラスを着ける瞬間
静かなクラシカルな空気は一変し
パーティBGMが会場を駆け抜けます
ゲスト全員が「私も」「僕も」と次々に
誰のためでもなく誰に制されることもなく
自由に音に乗り笑顔で
新郎新婦を中心に輪が広がっていきました
――その光景はまるで 魔法のひととき
「ずっとこの景色が続けばいい」――
そう思わずにはいられない 最高の瞬間でした
おふたりと創りあげた結婚式は
ここで幕を閉じますが
おふたりの結婚生活は永遠に続きます
希望に満ちた新しい人生の冒険が
確かに始まりました
SALLY WEDDING DESIGN





























































































































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