沖縄の中でも人気が高まりつつある、沖縄北部にある素敵な場所で行われた愛に溢れたウェディングをシェアしていきます!
2人との作戦会議
episode.0 場所探し
2人との打ち合わせは結婚式の会場を探すところからスタートいたしました。まずは2人のルーツや家族のことをお伺いするところからスタート。2人は家族と離れたところで過ごしていて、親族も一部は沖縄や東北にいたりと、全員揃うことがなかなか難しいということ。家族のことを話している時の2人の表情がとっても優しそうで幸せそうだったことは今でも鮮明に覚えているくらい、すごく印象的でした。そんな家族のことが大好きな2人と一緒に
考えたのは、家族がそれぞれの家族の垣根を超えて仲良くなれる空間作り。そのため会場を探す時は、普段離れて暮らす家族が、同じ空間で食べて、寝て、過ごして、より濃い時間を過ごせることを大切にしました。
そして、2人と決定した会場が沖縄北部にある「HORTONOKI-ホルトノキ」サッカーができてしまいそうなくらい広大なガーデン、三角屋根が特徴的なレストランホール、そして18名ほどが宿泊できる宿泊棟があり、近くには美ら海水族館やホテルもあり、2人の条件にぴったりでした。
episode.1 2人らしい結婚式を求めて
無事に場所が決まったお二人と本格的な打ち合わせがスタート。まずは2人の家族のことや2人自身のことを深掘りして、お二人らしさを追求していきます。会場の装飾や当日のアイテムなどたくさんイメージが膨らんでいきます。
2人と最初に取り掛かったのはオリジナルの招待状作り。私たちチームSALLY所属のデザイナーと相談しながら招待状のイメージを練り上げていきます。今はWEB招待状が主流になってきましたが、やっぱり招待状が届いて開封する時のワクワク、ドキドキする感覚は唯一無二のもの。結婚式に招待するのは家族と親族だけだからこそ、記念に残って欲しいということで紙の招待状を作りました。
イラストの雰囲気や字体、全体の色味など細かく修正を重ねようやく完成した招待状は開けたらワクワクする仕掛け付きで2人らしく、結婚式の雰囲気が伝わる招待状になりました。
招待状を送る時にはドレスコードを設けました。せっかくの沖縄での結婚式ということで、ドレスコードは「かりゆしウェア」。様々な絵柄のあるかりゆしウェアはグリーンの素敵な会場に華を添えてくれるはずと、2人が家族のためにデザインを選んで用意しました。
かりゆしウェアはレンタルができるショップもあるので、とってもおすすめです。
episode.2 家族みんなに認めてもらう人前式に
招待状の作成と同時進行で、当日の内容についてもどんどん内容を濃くしていきます。パーティーは楽しい時間に、挙式はしっかりとみんなに言葉が届くように、認めてもらうようにそんなメリハリのある1日を目指していきます。
挙式の前にはしっかりと家族と過ごす時間を設けて感謝を伝えることに。
挙式は、2人の言葉で誓いを紡ぐ人前式に決定。ホルトノキの全体が見渡せる場所にずっしりと構えているセンダンの木の麓で夫婦になることを誓います。
ホルトノキのシンボルでもあるこのセンダンの木にちなんで2人と挙式に取り入れたのは、ウェディングツリー。結婚式では多く見られるウェディングツリーですが、ゲストは受付の時間にスタンプをすることが多いですが、2人と考えたのは、挙式の中で、ゲスト全員に前に出てきてもらってスタンプをすること。2人の誓いの言葉をしっかりと聞いてもらった後に、それを承認する証として全員にスタンプしてもらうことにしました。
episode.3 こだわりが詰まった会場コーディネート
会場のコーディネートにもこだわりました。専属のフローリストと打ち合わせをしていきます。まずはブーケのイメージから。ブーケは新婦様が常に持っているのでとっても重要なアイテムです。Mayuさんのイメージをフローリストがアドバイスも交えながら磨き上げていきます。
会場のコーディネートにもこだわりました。2人らしいハッピーさも溢れつつ沖縄らしさも感じてもらえるコーディネートを考えていきます。
episode.4 みんなを繋ぐ秘訣
メインパーティーの中身についても同時進行で深めていきます。東北から関東、関西、沖縄と全国各地にいる親族は結婚式のために沖縄に集まります。そんな貴重な機会だからこそ、「名前を知って、どんな人か知って、仲良くなってほしい!」こんな思いをこめてパーティーをデザインしていきます。
パーティーの中で大切にしたのは、ゲスト全員の紹介の時間。思い出の写真を集めて用意したパワーポイントとともに、2人がまずは自分自身のことを紹介。そして家族のこと、親族のことも紹介。司会者はなしで、2人がマイクを握って進めることにしました。2人がマイクを握ったりゲストがマイクを握ったりすることで自然と会場には会話が生まれて家族の垣根を超えたコミュニケーションが生まれます。
そして終盤では沖縄の文化をみんなに知っていただくために、「エイサー」を用意しました。もちろん二次会も企画。どうしたらゲストみんなが肩肘はらず、楽しんでくれるかを一緒に考えました。
THE WEDDING DAY
そして迎えた結婚式の日。ファーストミートに備えて、それぞれの姿が見えない場所でお支度をしていきます。前日の夕方からホルトノキに滞在しているお2人。移動の疲れも癒えて、リラックスした状態で結婚式に挑めます。
会場内ではスタッフ総出でイメージを形にしていきます。お二人の支度が整ったら、いよいよファーストミート。緊張していた2人でしたが、顔を合わせた瞬間に笑顔があふれる素敵な時間となりました。
家族とのファーストミートを終えた後はリハーサルをしていきますが、既にうるうるしているお父様。そんなお父様を見て賑やかにリハーサルが進みます。
そして挙式の時間。2人と熟考したこの挙式は、親御様へのお手紙からスタートして、2人からゲストへ「こんな夫婦になります」と誓いの言葉を伝えます。予定していたゲスト全員から承認のスタンプをもらう時間。自然とゲスト一人一人と会話が生まれてとても幸せな時間となりました。完成したウェディングツリーを披露した後は家族に見守られながら挙式はすすみ、涙あり笑ありの温かい挙式となりました。
メインパーティーは、大好きなおじいちゃんの乾杯の挨拶からスタート。2人も他の家族の皆様もマイクを握って打ち合わせでイメージしていた以上に盛り上がる時間となりました。
すっかり日もくれたパーティー終盤、ガーデンでエイサーの披露の時間です。高らかに響く口笛に、掛け声、たくましい太鼓の音色、圧巻の演舞に会場は大盛り上がりです。最後にはゲスト全員を巻き込んでカチャーシーを踊りました。「かき混ぜる」という意味のある沖縄の踊りカチャーシー。1つの家族の誕生を実感する時間となりました。
結婚式を終えて
二次会もしっかりと行ったお二人。一緒に打ち合わせを重ねてイメージしてきた家族の垣根なく一つの家族になる結婚式が実現できたと話してくれました。
型にはまらず、本当に2人らしい結婚式を一緒に作ることができて、そしてその光景を一緒に見ることができて私もすごく幸せな気持ちでいっぱいです!
TakanoriさんMayuさん、これからも2人らしく笑顔に溢れた素敵な家庭を築いて行ってくれることを心から願っています。
Comments